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【画像付解説】Salesforce結合レポートの作り方!上期・下期の比較やグラフ表示方法 2026年06月10日

【画像付解説】Salesforce結合レポートの作り方!上期・下期の比較やグラフ表示方法

Salesforceのユーザーであれば、集計や分析レポートを作成する時に以下のように思ったことはありませんか。

「上期の商談実績と下期の商談実績を、1つのレポートに並べて比較したい…」
「複数のオブジェクトのデータを1つにまとめて表示させたい…」

上記は、複数のレポートを作成することでデータを見ることができますが、レポートを行き来することになるので、見比べるのが大変です。

そこで、そんな時に活用を提案したいのが「結合レポート」です!結合レポートは、関連のあるデータを1つのレポートにまとめて表示することができますので、レポートがとても見やすくなります。

今回は、Salesforceのレポートの中でも【結合レポート】について、具体的な作成方法や注意点などを分かりやすく解説します!

CONTENTS
  • 結合レポートとは?

    結合レポートとは、関連性のあるデータを1つのレポートにまとめてグループ化する機能のことをいいます。通常のレポート形式では、1つのレポートの中に1つのデータの種類(レポートタイプ)しか表示することはできません。

    たとえば、「商談」をベースに作ったレポートの画面に、まったく別のデータの塊である「物件情報」を後から追加して、1枚のシートに並べるということは通常できない仕様になっています。

    しかし、結合レポートを使用すれば、最大5つまでのレポートタイプを「ブロック」という単位で1つの画面に並べて表示させることができます。

    以下は、取引先や商談、物件情報を結合したレポートのイメージです。
    3つのデータを結合したレポートイメージ

    上の図のように、「取引先名」という共通の項目に対して、商談と物件の情報が綺麗にグルーピングされていることがわかりますよね。これが結合レポートの最大の強みです。

  • 結合レポートの作成方法

    今回は、実務でよく使われる「担当者別の商談実績を上期・下期に分けて1つにまとめるレポート」を例に、結合レポートの作成方法を解説していきます。

    ステップ1:ベースとなるレポートタイプの選択

    Salesforceの「レポート」タブから「新規レポート」をクリックします。

    レポートタイプから「商談」を選択し、「レポートを開始」をクリックします。

    レポートタイプで商談オブジェクトを選択

    ステップ2:レポート形式を「結合レポート」に変更

    「商談」を選択した後に、画面が切り替わったら、レポートの形式を「結合レポート」へと切り替えます。

    1. 画面左上にある「レポート ▼」(通常は「行をグループ化」の上あたりにあります)のプルダウンメニューをクリックします。
    2. メニューの中から「結合レポート」を選択し、「適用」をクリックします。
    レポート画面から結合レポートを選択する

    ステップ3:ブロックの追加と名前の変更

    ここからが結合レポート特有の操作です。上期と下期にデータを分けるために、もう1つのデータ(ブロック)を追加します。

    1. 画面上部にある「ブロックを追加」をクリックし、同じく「商談」のレポートタイプを選択します。これで画面に2つのブロック(データの塊)が並びます。
    2. 各ブロックの名前は自由に変更できます。一目で分かりやすいように、それぞれ「上期」、「下期」とリネームしましょう。
    結合して表示するブロックを追加するボカンの箇所
    補足
    画面右上の「自動的にプレビューを更新」をONにしておくと、ブロック名の変更や項目の追加、検索条件の変更がリアルタイムで画面に反映されるので、設定がとてもスムーズになりますよ! 自動的にプレビューを更新をONにする箇所<

    ステップ4:ブロックごとの検索条件・グルーピング設定

    次に、それぞれのブロックに「上期」と「下期」の条件をつけ、営業担当者ごとにまとめます。

    上下に分かれたブロックで日付を指定する箇所行をグループ化した結合レポート
    1. 画面左側の「検索条件」タブを開きます。結合レポートでは、検索条件をブロックごとに別々で設定できます。
    2. 「上期」のブロックには上期の期間(例:4月1日〜9月30日)、「下期」のブロックには下期の期間(例:10月1日〜3月31日)をそれぞれ設定します。
    3. 最後に、「アウトライン」タブの「行をグループ化」で「営業担当者」(または所有者)を指定します。

    これで、営業担当者ごとに上期と下期の売上が左右に綺麗に並んだレポートの土台が完成します!

    ステップ5:グラフの追加と保存

    最後に、視覚的に分かりやすくするためのグラフを追加して仕上げます。

    画面上部にある「グラフを追加」(円グラフのマーク)をクリックします。自動的にグラフが表示されます。

    歯車マーク(グラフ設定)から、好みのグラフ形式(バーチャートや縦棒グラフなど)にカスタマイズします。最後に右上の「保存&実行」をクリックして完了です!

    注意
    結合レポートは、「レポート側であらかじめ追加・設定したグラフ」がそのままダッシュボードのデータソース(表示ソース)として使用されます。 後からダッシュボード側で見たい場合は、ここで必ずグラフを追加して保存しておきましょう!
    保存と実行を押した後の結合レポート<
  • 結合レポートで「共通項目がない」と困ったときの対処法

    結合レポートを作成する際、「ブロックを追加したのに、まとめたい項目でグループ化できない」「共通項目が見当たらない」というトラブルによく直面します。

    結論、結合レポートでデータを1つにまとめる(グループ化する)には、すべてのブロック(レポートタイプ)間で「共通する項目」が存在している必要があります。

    もし、まとめたい項目がグレーアウトしていたり、選択肢に出現しなかったりする場合は、以下の原因と対処法を検討する必要があります。

    原因1:レポートタイプ同士に関連性がない

    結合レポートは、何でも自由に結合できるわけではありません。たとえば「商談」と「リード」のように、Salesforceの標準仕様として直接的なつながり(共通の参照関係など)がないレポートタイプ同士は、共通の項目でグルーピングできません。

    対象法としては、「取引先」や「ユーザー(所有者)」など、双方のデータに必ず紐づいている共通のオブジェクトを行グループに指定する必要があります(例:営業担当者ごと、取引先ごと、などで丸める)。

    原因2:カスタムレポートタイプの設計で項目が抜けている

    自社で独自に作った「カスタムレポートタイプ」を使用している場合、レポートの編集画面(レイアウト)にその項目が配置されていない可能性があります。

    この場合の対処法は、Salesforceの設定画面から「レポートタイプ」を開き、対象のレポートタイプのレイアウトに、結合キーにしたい項目が正しく追加されているか確認してください。

    結合レポートを使用する際の注意点・機能制限

    複数のデータを1つにまとめられる大変便利な結合レポートですが、通常のレポート形式とは異なり、いくつか機能上の制限があります。

    「せっかく作ったのに、やりたい設定ができない!」と後から困らないよう、以下の制限事項を頭に入れておきましょう。

    詳細行のエクスポートは不可
    結合レポートは、レポート全体の「フォーマット済みレポート(画面通りの見た目)」としてのエクスポートは可能ですが、「詳細行のみ(生のCSVデータなど)」を出力することはできません。
    バケット項目・クロス条件は利用不可
    データを独自のグループに切り分ける「バケット項目」や、関連オブジェクトの有無で絞り込む「クロス条件」は結合レポート内では使用できません。
    条件付き強調表示(色の塗りつぶし)は利用不可
    「売上〇〇万以上はセルの色を赤くする」といった、条件に応じたセルの色付け機能(条件付き強調表示)は対応していません。
    「グラフ化やダッシュボード連携も諦めたくない!」というあなたへ
    前述の通り、現在のSalesforceでは結合レポートにグラフを追加すれば、ダッシュボードへの配置が可能です! しかし、「やっぱりバケット項目を使いたい」「もっと自由にクロス集計したい」という場合は、機能制限のない【サマリー形式】や【マトリックス形式】を使うのがおすすめです。 各レポート形式の詳しい特徴や選び方は、こちらの記事で分かりやすく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね! 👉 【初心者向け】Salesforceレポートの作成・活用完全ガイド!形式の選び方から共有方法まで解説
  • まとめ

    いかがでしたでしょうか? 結合レポートを使用することによって、これまで「上期」「下期」と2つのレポートを作成・行き来していた煩わしさは一気になくなりますよね!

    標準のレポート形式と結合レポートを上手に使い分けることができれば、社内のデータ分析や状況把握のスピードが劇的にアップします。これであなたも「結合レポート」マスターです!ぜひ日々の業務で活用してみてください!

    レポートの悩みや設定方法など、Salesforceについてお困りでしたらatsumelの「Salesforce運用・保守支援サポート」までご相談ください。

    たくさんの支援企業の経験から、貴社に最適なレポートや設定をサポートさせていただきます。

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