変更セットの送受信方法 2023年05月18日
こんにちは!atsumelの てち☺です!
今回はSandoboxで構築した内容を本番環境へ移行する際に利用する【変更セット】に関してお話します。
まず変更セットを使う場面ですが、フロー等で自動化設定を新しく作成して動作確認をしたい・・・だったり、レイアウトを大幅に変更して営業へ展開する前に責任者に確認してほしい・・・!だったりと、通常業務に影響が出る範囲での構築作業を行う場合はSandboxで行うことが多いかと思います。
Sandboxで構築した後に、いざ本番環境へ反映しよう!となった際にもう一度最初から本番環境で構築する・・・となると気が遠くなる話ですよね・・
その際に1度でSandoboxで構築した内容が本番環境へリリースされるために行うのが今回説明する【変更セット】となります★
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リリース設定に関して
まず、Sandoboxで構築した内容を本番環境で受け取るための準備が必要になります。
今回は本番環境へ構築内容を反映させたいため、本番環境にて設定を行います。
1.右上のギアマークより[設定] にアクセスし、クイック検索ボックスに「リリース設定」と入力して、[リリース設定] を選択します。
2.ソース組織名の隣にある [編集]をクリックします。 これは、送信変更セットの作成に使用される組織です。
3.「変更着信を許可」を選択し、[保存] をクリックして、ソース組織からの受信変更を承認します。これでSandboxからの構築内容を受け取る準備は整いました◎
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送信変更セットに関して
2つ目に構築を行ったSandbox環境にて、本番環境へ変更内容を送信するための準備を行います。
1.[設定] にアクセスし、クイック検索ボックスに「送信変更セット」と入力して、[送信変更セット] をクリックします。
2.[新規] をクリックし、新しい変更セットを作成します。
名前と説明 (任意) を指定して、[保存] をクリックします。
3.[追加] をクリックしてコンポーネントを選択し、変更セットに追加します。
4.[連動関係を参照/追加] をクリックします。手順 5 で追加したコンポーネントに依存するコンポーネントが一覧表示されます。 移行する必要があるコンポーネントを選択し、[変更セットに追加] をクリックします。
5.必要なコンポーネントをすべて追加したら、[アップロード] をクリックして対象の組織を選択し、変更セットをアップロードします。注意して頂きたいのは、新しく作成した項目などを本番環境へ反映したい場合、[含まれているコンポーネントのプロファイル設定]のところから、項目の参照などに関係のあるプロファイルを選択して追加してください!
上記を行わなかった場合、本番環境にて項目へのアクセス権を編集を行う必要が発生するため、すごく地道な作業となってしまいます…😭
アップロードが完了になったら送信変更セットは完了です!
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受信変更セットに関して
3つ目にSandoboxで本番環境へ送信した変更セットを本番環境側で受け取る方法を説明します。
受信変更セットを表示するには、[設定] から、[クイック検索] ボックスに「受信変更セット」と入力し、[受信変更セット] を選択します。
該当の変更セットの名前をクリックします。実際に本番環境へリリースを行う前に[検証] を行うことができます。
[検証]を行うことで本番へリリースした場合に成功をするのかどうか、失敗をするのであれば何が原因で失敗をするのかのメッセージを確認することが出来ます。
大きな変更であったり、心配な場合はリリース前に行うことを推奨します。問題がなければ[リリース] をクリック!
リリース履歴にて"成功"と表示されていれば、本番環境への反映が完了です!
注意して頂きたいのが、フローなどの自動化設定に関してはリリース後に手動で『有効化』を行う必要があります。
また、フローの中にChatterグループIDなどIDの指定を行っている場合はSandboxと本番環境にて異なる可能性があるため有効化後に必ず動作確認を行うことをおススメします!
忘れないように対応してくださいね☺ -
まとめ
いかがでしたでしょうか?
環境を変更している間は数日間ユーザに触らせない…!ということは難しいと思います。
しかし、今回のSandboxからの変更セットを使えばユーザが日々使っている裏側で構築し、一瞬で本番環境へ反映することが出来るすばらしい機能です!
是非上手く活用してみてください★