データローダを利用したデータのアップデート方法 2023年02月20日
皆さんこんにちは!Beautyです!
前々から言っている肩こりは慢性化し、もう治らないのではないかと悩んでいる日々です…
姿勢を正しくしないといけないなぁ~と思いつつも、気づいたら背中が丸まっている始末です…
どなたか肩こり改善方法あれば教えてください…!
という雑談はさておき、やっとこさデータローダを使って実際にデータのアップデート(更新)をしていきたいと思います!
今までデータの修正を1件1件、無になりながらやっていたという方はいませんか?
そんな肩こりを誘発するような無駄なことはせずに、データローダを活用してサクサクデータの更新をしてしまいましょう!!
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1. 更新の前に…
データローダでさあ!更新…!
でもちょっと待ってください。まだ更新する前に「データ」を用意する必要があります。
この更新用データは必ず「CSV」で用意をする必要があるので覚えておいてください。
Windows:CSVコンマ区切り
Mac:CSV UTF-8(コンマ区切り)
今回は『商談』の「担当店舗」が空白のものを全て"豊田店"に変更するという内容で方法をお伝えさせていただきます。
データローダを利用して、Salesforceに既に存在するデータを更新する際、
必ず「SalesforceID」もしくは「外部ID」と呼ばれるものをキーとして利用する必要があるので、
ここも抑えておいてくださいね!
ID??どうやって出すの??と疑問をいただいているそこのアナタ…
この後じっくりご説明いたします!
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2. データの準備
今回は既存のデータを更新するという作業なので、まずはデータの準備をしていきます!
①対象のレポートの作成
※今回は『商談』の「担当店舗」が空白のものを全て"豊田店"に変更をしたいので、担当店舗が空白のもののみを抽出します。
レポート作成方法についてはこちらのSalesforce公式ヘルプをご参照ください。
\ 注意点 /
冒頭で、データローダでの更新時は「SalesforceID」か「外部ID」を利用しなければいけないとお伝えをしました…!
ここで必ず値としてレポート上に表示する必要があるのが「SalesforceID」です!(※外部IDは少しややこしいので今回は割愛します)
そしてその「SalesforceID」=オブジェクトのIDになります。
ですので、商談であれば「商談ID」、取引先であれば「取引先ID」となります。
基本的にレポート上で「ID」を検索いただければ表示されるかと存じますので、必ず表示するようにしてください!
でないと…めんどくさい2度手間になります…
これは余談ですが私はデフォルトで検索条件を「私の商談」のままレポート作成して全然対象の件数がない!!などと焦ることもあるので
「全ての商談」から条件を特定したい場合は条件変更を忘れないようにご注意ください…。
②レポートをエクスポートする
「▼」マークをクリックし、赤枠内の「エクスポート」をクリックします。
その後「詳細のみ」を選択し、「文字コード」=日本語(Windows)をご選択ください。
※Macユーザの方は「文字コード」=Unicode(UTF-8)を選択ください。
上記の画面のように設定できたら「エクスポート」をクリック
③エクスポートした「エクセルデータ」の加工
エクスポートが完了したら対象のエクセルを開きデータの加工を進めていただきます。
私は元のデータの情報も残しておきたいので、ダウンロードしたデータをシートごとコピーをして、
編集用と元データという形で下記のように残しておきます。
その後「編集データ」で更新したいデータの形にしていきます。
今回は「担当店舗」をすべて”豊田店”に変更をしたいので、下記のように変更します。
基本的に更新をかける際に必要なのは「SalesforceID」と「更新をかけたい対象の項目」のみでOKなので、
不要な項目は削除しておきます。(削除しなくても問題ありませんが、ややこしいので私は消します)
データ加工時の注意点はちょこちょこありますので、また別途ブログを更新して紹介したいと思います!
ここまで来たら、こちらのエクセルファイルをCSVの形で保存をし、データの準備は完了です!!
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3. データローダを利用した更新
長かったデータ準備の旅ももう終盤です…!ついにあのデータローダを利用して更新作業に入ります。
①データローダを起動して「Update」をクリックします。(以前説明した「設定」については確認しておいてくださいね!)
※データローダの設定方法こちら
②必要情報の入力
「Password Authentication」をクリックし、Salesforceログイン時のユーザ名とパスワードを入力し、
「Log in」をクリックします。
③下記の画面の検索バーで「商談」と検索し、「商談」を選択
(ここでは更新をかけたい対象のオブジェクト名を選択)
その後、先ほど用意したデータをCSVファイルのところで選択をします。
ここまで来たら「Next」をクリック
④対象のレコード件数の確認
対象レコードが何件あるのかが表示されるので、今回更新をかけたい件数と一致しているのかをここで確認します。
⑤「Create or Edit a Map」をクリック
⑥項目の対応付けをする
「Auto」をクリックすると自動で項目が対応付けされます。
※項目名が完全一致している場合、この自動マッピングが適応されますが、完全一致でないとうまくマッピングされないため、
空白のままの場合は手動でマッピングをしてください。(ドラッグアンドドロップで手動マッピング可能です)
項目が正しくマッピングされていることを確認したら「OK」を選択
その後⑤の画面に戻るため、内容を確認し問題なければ「Next」をクリック
⑦更新データの格納場所の指定
この画面で更新時のエラー結果や成功結果を格納するフォルダの場所を選択します。(自身の好きなフォルダに格納ください)
その後「Finish」→「はい」をクリックし更新の開始です!
最後に確認されるとビビッて「いいえ」と押したくなりますが、「はい」をしないと更新は始まらないので勇気を出しましょう…!
⑧更新完了
完了すると下記の画面に遷移をします。
このように更新データの件数が「successful」になっていれば全件データは問題なく更新されたことになります。
逆に「●errors」と表記されていればエラーがあるので「View Errors」をクリックしてエラーの原因を解消して、
再度更新の手順を試してください。
※Macの場合、エラーデータが標準だと開けないそうなので、Numbersで開くと確認ができるそうです。
⑨Salesforce上での更新の確認
最後にSalesforce上でデータが正しく更新されているのかを確認します。
私の場合はレポートを作成し、更新をかけた内容と件数が一致しているのかをいつも確認しています。
問題なく全13件が「豊田店」に変更されていますね!
ここまで確認できたので安心して更新作業を終えることが出来ます!一安心です!!!
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4. 最後に…
皆さんいかがでしたでしょうか。
レポートを作ったりデータをエクセル上で加工したりと、やることが多くてめんどくさい!
これなら1件ずつやった方が早いと思った方もいるのではないかと思います…
その気持ちよ~くわかります…が!数件であればその気持ちもわかりますが、
これが何全件、ましてや何万件ともなれば手動でやるのは至難の業です。
データローダを利用しての更新は、慣れてしまえば簡単なものであれば10分足らずでも完了できてしまいます!
最初の内は抵抗があるかもしれませんが、少し我慢してデータローダに触れてみてください!!
圧倒的に作業効率が上がるかと思います!
今回はデータローダを使用した既存データの更新手順をお伝えしましたが、
また別の方法についてもお伝えできたらと思います!
それでは、See you next Time:)