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次世代への営業ノウハウの伝達、社内共有の効率化を目指して

次世代への営業ノウハウの伝達、社内共有の効率化を目指して
COMPANY PROFILE
会社名 株式会社アイネスト
事業内容 戸建分譲事業 / マンション事業 / リノベーション事業 / アセット事業
所在地 東京都目黒区下目黒1-8-1 アルコタワー15F
従業員数 30名(2022年7月現在)
webサイト https://www.i-nest.co.jp/

  • 課題

    • 情報管理は個人に依存しており、情報の所在が不透明
    • 案件進捗や営業成績は月末会議で確認するのみの状態
    • ベテラン営業ノウハウの再現性がない
  • 導入効果

    • 情報管理の一元化に成功
    • 無駄な出社から、効率的なリモートワークへの移行
    • 情報蓄積による営業の行動分析が可能に
  • 導入の経緯

    データの個人管理、月末会議でしか情報把握できず
    データの個人管理、月末会議でしか情報把握できず

    その土地に住まう人のライフスタイルを真摯に想像し、未来へ向けて存在感と美しさを放ち、想像を超えて、人々を魅了する作品を創り続ける株式会社アイネスト。強固な信頼関係・高度な自立を目指す・想像が創造を生む・地域と共にあり続けたい・堅固な経営基盤の6つを経営理念を掲げて、未来を支えるアーティストであるために、業界の事業スタイルが多様化した今、常に変化することにもチャレンジしている。
     Salesforce導入前、取引先や商談の情報等はExcelやデスクトップなど個別に管理されていた為、会社の財産でもある貴重な情報が分散していた。情報の所在が不透明であるが故に月末会議が開催されるまでは『案件の進捗状況』や『営業成績』を上司が把握するのが難しかったという。評価対象は会議で報告される『実績』のみであり、『活動の過程に対する評価をしてあげたい』という意見も社内で挙がっていたが、評価する体制が整っていなかった。それに加えて、ベテラン社員が今後、定年退職や転職をした際に若手社員に営業ノウハウが継承される文化が無いことに危機感を覚えた。「仕入部門はベテラン社員が中心で、今後この会社は持続可能なのかと不安が募りましたね。」と語ったのは経営企画室の吉岡氏である。職人気質である仕入営業の方法は、上司の成果のみを把握していても若手社員はその営業スキルを自分のものにすることが厳しい状況であったのである。
     これらの課題の解決として導入したのが、吉岡氏の前職でも活用していた『Salesforce』だ。『社内で仕事をするよりも一日の大半を外で過ごす』という不動産業界の特色柄、外でも簡単に取引先や営業情報を把握できれば、営業効率も激的に改善すると考え、導入を決断した。

  • 導入後の効果

    社内情報の一元化及びコミュニケーションの活性化の実現
    社内情報の一元化及びコミュニケーションの活性化の実現

    導入後の効果は大きく3つである。
     1つ目に『情報の個別管理からの脱却、そして社内共有の実現』である。Salesforce導入によって情報の一元化が実現され、『情報を掴むためにはSalesforce内のデータを見るべき』という状態を作り上げることに成功した。これにより若手社員もSalseforceを見れば”誰が何をしているのか””仕入の決済タイミング””契約予定情報”などの情報をいつでもどこでも把握することが出来き、仕入業務の内容を感覚的に掴むことが可能となった。
     2つ目に吉岡氏がかねてから実現したいと考えていた『無駄な出社や帰社を減らした、効率的な働き方の実施』である。SalesforceのChatter機能を使用して入力した情報に基づいて自動投稿される仕組みを作り、社内にいなくともタイムライン式に流れてくる情報を把握できるようになった。この結果、働き方がフルリモートワークへと変化したのである。また、『いいね』『コメント』機能により、契約時に「おめでとう!」など励ましの声がChatter上で挙がることで、社内コミュニケーションの活性化及び社員のモチベーションアップにつながったという。
     3つ目に『ベテラン営業マンのノウハウ分析が可能となり、活動方法が可視化され次世代へ伝達』されたことである。当社はSalseforce導入前『実績』のみに着目していたが、Salesforce導入により実績に加えて、日々の活動記録が残されるようになった。そのため、失注原因が、『営業活動量』または『活動方法の質』によるものなのかの分析が可能となった。導入前解決したい事の一つであった『結果だけでなく、過程も可視化されて評価することが出来る仕組み』も実現したのである。これらの活動過程の分析結果から得たノウハウを若手社員に伝達している。

  • 運用のポイント

    Salesforce主体の業務スタイルの確立
    Salesforce主体の業務スタイルの確立

    入力を促進する上で意識していたのは『営業社員にとって入力の負担が少ないこと』『入力習慣がつく仕組み作り』の2点である。
     Excel管理の方が便利である内容に関しては引き続きExcelで管理を行ったうえで、Salseforceにファイルを添付している。無理にやりにくい方法で完全移行を進めるのではなく、最低限の情報の入力にプラスしてExcelなど今まで使用していた外部媒体データを添付することにより『Salseforceを開けば情報が集まっている』という状態を作り上げた。さらに、迷いなく入力出来るように、必須項目の入力がない状態では保存することが出来ない制御等を設定し、営業社員にとって分かりやすい入力システムを作った。
     こうして情報入力の定着化を進めた事で『Salesforceにデータ入力し、日報報告をすること』『情報をSalesforceに一元化すること』によってリモートワークを実現させた。言い換えると『データ入力さえしていれば出社しなくてもいい!』という社員にとってメリットのある仕組みを作り上げた。そして、コロナ禍でリモートワークが推奨されたこともSalesforce定着化への追い風となった。「現在もフルリモートで働き、パフォーマンスも上がったと感じます。情報入力が定着してきていたので急にリモートワークを余儀なくされた際にも業務に支障は全くなかったです。」と語ってくれた。
     こうして、当社はSalesforce主体の業務スタイルを確立させたのである。

  • 今後のビジョン

    Salesforceのさらなる活用を目指して、アイデアを現場から募っていく
    Salesforce主体の業務スタイルの確立

    導入当初実現したいと考えていたことは、おおよそ達成できた状態だという。ここまで創り上げた活用方法を継続し、今後は現場の目線に合わせたさらなる活用に挑戦していきたい。それに加え、より現場の営業が自身の活動に専念できるようにSalseforceの仕組みを理解した上で、現場目線で必要なことや使いやすさを追求していくためのアイデアを募っていきたいと考える。今後、会社規模が大きくなる過程での展望として「営業社員が増えることにより、レポートやダッシュボードに表示される結果にもデータ傾向など測れることから、面白みが出るのではないかと思います。」と期待を膨らました。
     時代の変化とともに営業のスタイルやトレンドも変化していくため、それに合わせてSalesforceの活用方法もアップデートしていく姿勢を見せた。Salesforceが社内基幹システムの欠かせないツールとしてより確立させていくのである。「今後現場の声や意見、アイデアを大切にしてatsumelさんと二人三脚で今後もさらなる活用を目指していきたいです。」と語る吉岡氏は、当社の企業理念でもある『お客さまの想像を超えた「作品」を作り、お客さまが未来を描ける「ライフスタイル」を創るために』今後もSalesforceを活用していく成長意欲を見せた。

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