Salesforceのプロファイルとは?設定方法から作成のコツまで徹底解説 2026年04月24日
さて、本日は「プロファイルの作成方法」について説明させていただきます!
例えば、「部長のみ商談情報を消去できるようにしたい」「個人情報に関わるデータは一般スタッフが参照できないようにしたい」
など、細かなルールを決めていくことがプロファイルでは可能です。
その他にも様々な設定ができますが、よく利用されるプロファイルの機能を下記に記載しています。
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Salesforceのプロファイルとは?
Salesforceのプロファイルとは、「そのユーザーがSalesforceで何ができるか」を定義する権限のセットのことです。例えば「部長クラスのみ、商談情報を消去できるようにしたい」「一般スタッフには個人情報に関わるデータを見せたくない」といった、業務上の細かなルールをシステムに反映させることが可能です。
ある程度の塊(部や課)の単位で共通の権限を設定します。プロファイルには以下の特徴があります。
- 1ユーザーにつき、1プロファイルを設定
- データの操作(参照・作成・編集・削除)権限以外にログイン制限やパスワードルールも設定できる
権限セットとの違い
そのユーザーがSalesforceで何ができるかを定義する別の似た機能に「権限セット」があります。どちらもデータ操作やログイン制限に関する権限を制御することができますが、使い分けは以下が推奨されています。
- プロファイル:全員に共通する最小権限の範囲を設定
- 権限セット:特定の人だけに追加で許可する権限設定
例えば「10人いる営業部の中で、マネージャー職の2人だけが、事務職が管理している売上データを見せたい」という場合は、マネージャー職2人だけに権限セットで売上データを参照するデータ権限を付与します。他方で、取引先や商談情報は営業部の全員が閲覧・編集できる必要があるので、その場合はプロファイルで権限を付与します。
項目 プロファイル 権限セット 割り当て数 1ユーザーにつき1つのみ 1ユーザーに複数可能 主な役割 基本的なアクセス権(土台) 特定機能の拡張(トッピング) プロファイルか権限セットのどちらを使うべきか迷った時は以下のフローチャートを参考にしてください。
プロファイルで主に使われる機能
実務で特に設定されるプロファイルの機能は以下です。
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各オブジェクトの権限 取引先や商談、売上といったオブジェクトの「参照・作成・編集・削除」の権限許可
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項目レベルセキュリティ 特定の入力項目の表示/非表示、編集可否
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タブの表示設定 画面上部に表示されるメニューの制御
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ページレイアウトの割り当て 役職や部署・課ごとに異なる入力画面を表示
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レコードタイプの権限 部署・課などで異なる業務に対する選択肢を出し分ける制御
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パスワードポリシー設定 有効期限や文字や特殊記号の有無、試行回数の設定
営業職と事務職のプロファイル設定例
実際の現場でプロファイル例をどのように分けるのか例を紹介します。
設定項目 営業職のプロファイル例 事務職(サポート)の例 オブジェクト権限 商談やリードの
「作成・編集」を許可売上情報は閲覧・編集可能 項目レベルセキュリティ 「確度」や「予算」項目を表示 「原価」や「支払状況」など管理用項目を表示 タブの表示設定 「商談」「活動」を優先表示 「請求」「レポート」を優先表示 レコードタイプの権限 「新規開拓用」の画面を割り当て 「既存顧客フォロー用」の画面を割り当て 削除権限 一般社員は削除不可 管理責任者のみ削除可能 続いて具体的な作成方法について記載させていただきます!
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プロファイル作成方法
新規プロファイルの作成
「事務職_一般社員用」、「営業職_部長」など部署別、役職別に名称を設定することが一般的です。
- 「設定」→「プロファイル」を検索→「プロファイル」をクリック
- 新しく作るプロファイルに最も権限が近い既存プロファイルの横にある「コピー」をクリックします。
- プロファイル名をつけて保存します。
保存が完了したら、権限範囲を設定していきます。
オブジェクト権限の編集(参照・作成・編集・消去)
編集ボタンをクリックしていただくと、設定を進めることができます。最もよく使われる例としてはオブジェクト別の権限設定で、ここから各オブジェクトの参照、作成、編集、消去権限の設定などが可能です。
例えば、営業部長のみがレコードを消去できる。営業事務の人はデータの参照のみ可能といった形で設定をしていきます。

編集ボタンをクリック

各オブジェクトに対して必要な権限をチェック
レコードタイプの割り当て
レコードタイプの非表示をする際は、プロファイル名をクリックします。例えば、注文住宅事業部には注文住宅のレコードタイプのみを表示させたい時などに使用します。

プロファイル名をクリックし、右下の編集ボタンより編集ボタンをクリック

編集したいオブジェクトの編集ボタンをクリック

編集したいオブジェクトの編集ボタンをクリック

各プロファイルに必要なレコードタイプを選択し保存
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プロファイル設定の注意点
最後に、設定時に気をつけておきたいポイントをお伝えします。
- 最小権限の原則
標準プロファイルはカスタマイズに限界があります。必ず「カスタムプロファイル」を作成して運用しましょう。
- 標準プロファイルはそのまま使わない
セキュリティ上、まずは「業務に必要な最低限の権限」から設定し、足りない分を後から追加(権限セットを活用)するのが鉄則です。
- 最小権限の原則
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まとめ
Salesforceのプロファイルは、ユーザーの権限管理における「土台」となる非常に重要な機能です。最後に、設定のポイントをおさらいしましょう。
- プロファイルは「1ユーザーにつき1つ」割り当てる。(割り当てなければならない)
- プロファイルは「最小権限の原則」を意識し、全員共通のベース権限のみを設定する。
- 特定のユーザーへの追加権限は、プロファイルを増やさず「権限セット」で対応する。
プロファイルを正しく設計することで、セキュリティが向上するだけでなく、ユーザーにとっても「自分に必要なメニューだけが表示される」使い勝手の良いシステムになります。
「自社に最適な権限設定がわからない」「プロファイルが乱立して収拾がつかなくなっている」など、Salesforceの設計や運用にお困りの方は、ぜひatsumelのSalesforce運用・保守支援サポートにご相談ください。 貴社のビジネスに合わせた最適な管理体制を一緒に作り上げましょう!
まずは自社の各部署が「最低限何をする必要があるか」を整理するところから始めてみてくださいね!