Sandboxの作成/更新方法 2023年05月31日
皆さんこんにちは!Beautyです。
ユーザの皆様がご利用されているSalesforce環境と同様のテスト環境が簡単に作成することが出来るって皆さんはご存じでしたか?
普段はこのテスト環境(Sandboxと呼ばれます!)を利用することはないかもしれませんが、
自動化設定などを組むにあたり本番環境で実施をするとエラー発生の可能性がある場合や、
大きくレイアウトを変更したい時など、このSandboxをご利用いただくのがとっても便利です!
しかもこのSandboxの作成/更新に関してはすごく簡単にできてしまうので、
この後ご説明をさせていただきます!
-
1.そもそもSandboxって何?何ができる?
大きな改修が発生する際は、Sandboxを使って動作を検証するのが便利です!と冒頭でお伝えをしましたが、
そもそもSandboxとはなにか?そして何ができるのかについてご存じない方もいらっしゃるかと思います。
Sandboxとは、テストや開発などの目的で使用されるSalesforce本番環境のコピーになります。
ですので、本番環境と同様の内容がテスト環境としてコピーされるため、同様の動作をテスト環境上で検証することが可能です。
ただここで注意をいただきたいのが、Sandboxにも種類があるという点です。
本記事では基本的によくご利用いただけるであろう2種類についてご紹介します。
①Developer Sandbox
データのストレージ容量に関しては少ないため、本番環境側のレコードのコピーはされませんが、
オブジェクト情報やアプリケーション情報についてはすべてコピーをされるので、
主に開発目的(自動化設定等の検証)でご利用可能です。
本番環境からレコードはコピーされませんが、作成されたSandbox側でレコードを作成することが出来るので、
こちらの環境でも十分に対応をいただくことが可能です!
②Parital Sandbox(※Professional Editionでは作成不可)
オブジェクト情報やアプリケーション情報のみだけでなく、
Developer Sandboxではコピー不可であったレコードもこのPartial Sandboxではコピーされます。
こちらはSandboxテンプレートで選択した分全てのオブジェクトのレコードが引き継がれます。
※Sandboxテンプレートの作成方法は下記で説明します
ただ、こちらの環境は1組織につき1環境のみの作成という制限があるので、2つ以上作成したいということは不可能であること、
また、更新間隔は最低でも5日は空けないといけないという点についても注意が必要です。
というのが2つのSandboxの説明になります!
それぞれのSandboxの作成方法についてはこの後ご説明します。
-
2.Sandboxの作成方法
それではSandboxの作成方法について下記にご説明をさせていただきます。
「Developer Sandbox」と「Partial Sandbox」で作成手順に大きな違いはなく、
恐らくDeveloper環境の作成の方が頻度が多いかと思いますので、こちらの例でご説明を致します。
※Partial Sandboxを作成したい場合、別途事前にSandboxテンプレートの作成が必要になります。
こちらについてはヘルプを参考にご対応をお願いします。
①[設定] → [Sandbox] → [新規 Sandbox] をクリック
②「名前」を入力し「Developer Sandbox」の欄の [次へ] をクリック
③下記の画面で特に記載はせずに [作成] をクリック
④下記の画面に遷移をした完了です!
Sandboxは作成完了までに少し時間がかかるのでここは根気よく待ちましょう…!
作成完了するとメール通知が届きます。
-
3.Sandboxの更新方法
ではSandboxの作成ができたところで、Sandboxの更新のご説明を致します!
更新はびっくりするほど簡単なのですが、気軽に更新をかけると大惨事ということもあるので
更新しても問題がないか下記を確認してから対応をしてください。
①Sandboxにしかない構築内容がないか
※基本的に更新をかけると本番環境の情報が引き継がれるので、Sandboxにしかない情報は消去されます。
②Sandboxで作成したレコードは消去されても良いか
※これも①と同様削除されてしまいます…検証用に頑張って作成したレコードも削除されてしまうので、
作成をする場合には注意をしてください…。
上記2点が問題なければ、下記の更新手順へ進みましょう!
①[設定] → [Sandbox] → 対象のSandbox [更新] をクリック
②[次へ] をクリック
③「自動的に有効化」に✓をいれて[作成] をクリック
※ここで自動的に有効化を入れておけば、後ほど有効化のためにボタンをクリックする手間が省けるので、このチェックを入れておくことを推奨します。
後は更新を待つのみです!更新の手順は作成以上に簡単ではありませんか?
ちなみにParital Sandboxを更新する際もほとんど同様の手順になります。
1点異なる点としては、Sandboxテンプレートを選択する画面があります。
Sandboxに反映したい内容の変更がなければSandboxを作成した時と同様のテンプレートをご選択いただき、
上記でご紹介した手順を踏んでください!
-
4.最後に…
皆さんいかがでしたでしょうか。
本番環境そっくりの環境がこんなにも簡単に設定ができるなんて便利ではありませんか?
Sandbox上で変更をテスト検証しておくことでとっても安心して作業が出来ますよね。
ちなみにSandboxへログインをする際、パスワードについては本番環境と同様のものになるので、
焦らずに記載をしてくださいね!
是非是非Sandboxを活用して、どんどんSalesforce環境を充実させていただきましょう!
それでは、See you next time :)