データローダを利用したデータのエクスポート方法 2023年07月10日
皆さんこんにちは!Beautyです!
最近は一気に暑さが増したと思いませんか…?
暑すぎて夜中に必ず1回は起きては冷房をつける…そんな日々を繰り返しています。
皆さんも熱中症には気を付けてくださいね。
さあ、今回はデータローダを利用したデータのエクスポート方法についてお伝えをします!
必要なデータをエクセルに落として加工をしたい…データのバックアップを取っておきたい…などSalesforceに登録をしているデータをエクセルで保存をしたい時は、多々あるかと思いますので、
その手順を今回はご紹介いたします!
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1. レポートからのエクスポートと何が違う?
「データローダを使用したエクスポート手順は知らないけど、レポートでのエクスポート手順は知っています!」という方も多いのではないでしょうか。
確かにレポートからエクスポートをする方が条件付けも簡単ですし、普段からレポートを作りなれている方であれば、この方法で事が足りているよ!と思いますよね。正直私自身もデータローダを利用してエクスポートをするより、レポートからエクスポートをする方が断然多いです!
ではどんな時にデータローダを利用してエクスポートをするのかというと…
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①「ごみ箱」に入ってしまっているデータもエクスポートしたい時
②「アーカイブ」されている活動データもエクスポートしたい時(※活動キャプチャを除く)
③「Chatter」「ファイル」などのレポートで表示できない標準オブジェクトの情報をエクスポートしたい時
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の3点になります。
え?Salesforceのごみ箱って何?という方はこちらの公式サイトを確認ください。
②のアーカイブされている活動データとは?という方!
詳細についてはこちらの公式サイトにてご確認をいただきたいのですが、ざっくりいうとアポイントやタスクなどの活動のデータは、活動完了から365日が経過すると自動でアーカイブされるようになっているんです…!!
なのでレポート上などで確認しようとすると、表記がされずあれ?!っと驚かれる方も多くいるはずです…
私も初めて知った時は衝撃が走りました…
ただ、アーカイブされるまでの期間についてはSalesforceへ問合せをすることで延長をすることも可能なので、気になる方はこちらを御覧ください。
また、Salesforceの標準のオブジェクトは、UI上では1つのオブジェクトに見えても、裏側でいくつかのオブジェクトが絡まっていることが多くあります。
「ファイル」に関しては代表的な例で、実は1つのオブジェクトに添付ファイルを格納しているのではなく、複数のオブジェクトが跨いでいる複雑なオブジェクトになります。
そのようなオブジェクトに関してはレポートで抽出できないことが多く、データローダを利用する必要があります。
少し話は脱線しましたが、ざっくりと「ごみ箱に入ってしまっているデータ」「アーカイブされた活動データ」「レポートで抽出できないオブジェクトのデータ」を抜き出したい時は、データローダを利用してエクスポートをする必要がある!という風に覚えていただくとわかりやすいかもしれません。
もちろんどんな時でもデータローダを利用してエクスポートをします!!という風に決めてもらっても大丈夫です◎
さて、用途について少し理解が出来たところで、ざっとエクスポート手順について説明をします!
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2. エクスポート方法
それでは早速手順についてです。
①データローダを立ち上げ、「Export」か「Export All」をクリック
※「Export All」では下記が抽出可能です。「Export」は下記を除くデータが抽出されます。
- ゴミ箱に入っているデータ
- リードを取引開始し、リード上で見れなくなったデータ
②対象の環境情報を入力
③対象のオブジェクトを選択し、エクスポートデータの格納先の選択
※上記の赤枠内でエクスポート先のフォルダを選択してください。
④抽出する項目、条件を指定
※項目についてはすべて「API名」で表記されます。
※条件の指定については下記いずれかのものを選択いただけます。
- equals → =
- not equals → !=
- less than → <
- greater than → >
- less than or equals → <=
- greater than or equals → >=
⑤条件付けができたら「Add condition」をクリックし、抜き出す項目・条件を確認して「Finish」
※対象項目=抽出をしたい項目
※特段条件付けが不要な場合は、条件は空白のまま、対象の項目のみ選択をすればOKです!
以上でエクスポートについては完了です!
手順についてはとってもシンプルですが、少し注意事項もありますので下記でご説明します。
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3. 考慮事項
実際のエクスポート手順についてはいたってシンプルだと思いますが、考慮事項についてもありますので一読ください。
①抽出されるデータの項目名はすべてAPI名(英語表記)で表示がされます。
(アルファベット恐怖症の方…ここは変えられないので頑張りましょう…)
②抽出したデータが文字化けしていることがあります。この場合はデータローダのSettings(設定)画面にて、「Write all CSVs with UTF-8 encoding」のチェックを外してください。
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4. 最後に…
以上がデータローダを利用したエクスポート手順についてのご紹介でした。
いかがでしたでしょうか。
データのインポートやアップデートよりもはるかに簡単ではないでしょうか?
データのバックアップなどは定期的にしておくと安心なので、必要に応じてエクスポートを行ってみてください!
それでは、See you next time :)