【Summer'24】Salesforceの新機能を一挙紹介~フロー~ 2024年06月14日
こんにちは、こあらです!
来る6/16に日本でSummer'24がリリースされます。
たくさんある新機能の中から、今回は【フロー】について紹介をしていきます。
時代の流れやユーザーの利用状況の変化と共にSalesforceもアップデートされています。
最新の情報をキャッチし、今後のSalesforce活用に期待していただければと思います。
また、以下のコラムでSummer'24の他の新機能についても紹介していますので是非チェックしてみてください!
・https://atsumel.jp/columns/93
・https://atsumel.jp/columns/94
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1.レコード作成時の重複を確認
"レコード作成"の要素にて「一致するレコードを確認」セクションが追加されました。
これは既存の一致ルールのような形で、フロー内で項目と条件を指定することで重複扱いするルールを設定可能です。「有効」ボタンをONすることで条件付けが可能なページが現れます。
ここで普段のフローと同様の感覚で「一致とみなす条件」を設定します。その後、重複レコードが見つかった場合の指示をします。
1.1 件の一致レコードが存在する場合
一致レコードを更新:レコードを作成するのではなく、一致したレコード更新をします
一致レコードをスキップ:一致するレコードがすでに存在するため、作成も更新もしません2.複数の一致レコードが存在する場合
最初に変更された一致レコードを更新:レコード作成ではなく、レコードを更新する(ただし該当1レコード更新し、他のレコードは更新しない)
すべての一致レコードをすべてスキップ:一致するレコードがすでに存在するため、作成も更新もしません
こうすることでフローを複雑にすることなく、データローダのupsertのようなことが可能です。
※データローダのupsert:外部IDを基準に重複する場合は更新、ない場合は作成
レコードを作成する自動化を設定したい場合に、
今までですと「取得」して情報があるかないかを分岐させる場合分けが必要でしたが、
今回のアップデートで1つの要素で実現可能になります! -
2.画面フローでGoogleマップ検索が可能
従来【画面フロー】にて【住所】を表示したい場合は表示自体は可能であるものの、
レコードで使用している住所のように【住所検索】することはできませんでした。ここが今回のリリースにてアップデートされて、画面フローの中でも【住所検索】が可能になりました、、!
住所の検索バーに入力することで自動予測の選択が表示されます。
その後、各住所項目に入力がされる状態となります。レコード側で使用できていた機能が画面フロー上でも実現可能となりました◎
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3.画面フローから他のフローを呼び出し可能
画面フローから必要な場合のみユーザー側で操作して続きのフローを起動させることが可能になりました。
例えば【商談情報】に"顧客の情報を更新させる"画面フローがある場合を課程します。
この画面上から【事務員の方へ報告が必要】の方は自身でTODO発行するのではなく、
ボタンを押すだけでTODOが発行されるフローを起動させることが可能です。ユーザー自身で必要な場合のみ起動させることが出来る機能は便利ですね、、!
他にも活用できそうな場面は多いかと思います。
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4.まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか?
新機能で発表された機能を使用して貴社の環境をよりよくアップデートすることが出来そうですね!
フローですと前回に続き画面フローまわりのアップデートが目ぼしい情報として挙がってきている印象です
実際にどんな設定をしたらいいの?うちの環境だと新機能をどうやって生かすことが出来るの?
など、そのようなお悩みもぜひatsumelまでご相談ください。また、以下のコラムでSummer'24の他の新機能についても紹介していますので是非チェックしてみてください!
・https://atsumel.jp/columns/93
・https://atsumel.jp/columns/94それではSummer'24も楽しんでSalesforceを活用してきましょう!