Pardot(現:AccountEngagement )のリスト作成方法 2026年04月08日
メール配信やオートメーションの対象者を絞り込むために必要なリストの作成方法がわからない人のために、今回はPardotの「リスト」の作成方法を解説していきたいと思います。リストを正しく理解することは、Pardotを有効活用するための基本的なステップです。この記事では、設定時に注意するべき点も解説するので、最後までしっかり気を抜かずに理解していきましょう。
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Pardot(現:AccountEngagement )のリストとは?
Pardotのリストとは、メールの配信やオートメーションルールを適用するための対象者を絞り込むことができる設定機能です。様々な条件で対象者を絞り込んでPardotはリストを作成することができますので、顧顧客の行動や興味に合わせたコミュニケーションが可能です。
以下2種類から目的に合致したリストを選びます。
- スタティックリスト
- ダイナミックリスト
両者の違いについて説明します。
スタティックリストとダイナミックリストの違い
スタティックリストとダイナミックリストの違いを簡単にまとめると、リストの中身が自動で変わるか、変わらないかです。
リストの条件に合致する対象者を自動で変えたい場合はダイナミックリストを選びます。一方で、対象者として入れたい人を自分で変える場合はスタティックリストを使います。
どちらのリストもメール配信やEngagementStudio、オートメーションの対象者を設定するために使用することができます。
どのように使い分けをしたらいいのか判断が難しいかと思いますが、 私は「そのリストに入っているプロスペクトの状況が頻繁に変更されるか」で判断をします。以下の画像を参考に判断してみましょう。

例えば、問い合わせフォームを通過したプロスペクトを1つのリストにまとめるときは【スタティックリスト】を使います。なぜかというと”問い合わせフォームを通過した”という状況は1度当てはまれば変わることはない(削除することがない)ですよね。
一方で、Pardotのスコアが100点以上のプロスペクトを1つのリストにまとめるときは【ダイナミックリスト】を使います。Pardotスコアはさまざまなプロスペクトの行動やオートメーションによって増減するため、変動に合わせて、条件に合致した人だけが残り、合致しなくなった人が自動で除外されてほしいからです。
また、スタティックリストは手動で一人だけ抜くことができますが、ダイナミックリストはリストの中から一人だけを手動で抜くことはできません。
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リストの作成方法
ここからはリストの作成方法をレクチャーします。スタティックリストとダイナミックリストのどちらも途中までは同じ手順です。
共通の手順
※ここからの手順はLightning環境での画面を使用しています。
プロスペクト(見込み客)>セグメンテーション>セグメンテーションリストより、「リストを追加」をクリックします。

ここでポイントとなるのが【「ダイナミックリスト」のチェックボックス】!!チェックを付けないと、スタティックリストとして作成されチェックを付けると、ダイナミックリストとして作成される大切な分かれ道です。

その他の設定項目を含めた各設定項目の説明は、以下の通りです。
設定項目 詳細 名前 リストの管理名を設定します。後で検索しやすい命名規則が推奨です。(例:20260408_展示会フォロー_資料DL) フォルダー リストの保存先となるフォルダを指定します。フォルダ構成は施策や部署、年度ごとに管理するとよいでしょう。 タグ リストに対する目印です。フォルダわけとは別のキーワードをつけることができます。 テストリストのメール送信 チェックをつけると、テスト配信用リストとして定義することができます。テスト確認を行う社内メンバーをリストにします。 ダイナミックリスト ダイナミックリストを作成したい場合に、チェックを入れます。チェックを入れない場合はスタティックリストになります。 アーカイブの日付 リストをアーカイブにする日付を予約できます。日付になったら自動的にアーカイブされることで、一覧に表示されなくなります。 公開リスト チェックを入れると、Pardotで設定できる「メール配信解除ページ」に表示させることができます。 CRM参照可能 CRM(Salesforce)側から、例えば営業担当者がリストを確認したり、プロスペクトを追加・削除することができます。 スタティックリストの作成方法
スタティックリストは共通の手順を終えた後に、ダイナミックリストのチェックボックスを押さない状態で「リストを作成」ボタンをクリックします。「リストを作成」をクリックすると、空の状態のリストが作成されます。
スタティックリストは作成段階では、プロスペクトは入っていませんので、ここから手動やオートメーションルールでリストにプロスペクトを追加をしていきます。

スタティックリストの空のリストに手動で追加する方法は以下となります。
- 該当プロスペクトの詳細レコードを開き、「リスト」タブに移動します。
- 「追加するリストを選択」より、対象スタティックリストを選択します。
- 『リストを保存』をクリックします。

ダイナミックリストの作成方法
「ルールを設定」をクリックすると、条件設定の画面へ遷移します。
例えば、Pardot スコアが100点以上のプロスペクトをリストへ追加したい場合には、下記のように設定します。
その他、どのような条件が付けれるのか気になる方は、Salesforce公式ヘルプをご確認ください。
設定した条件が不安…という方は「プレビュー」をクリックすると、どのプロスペクトが該当するのか検索してくれます。
確認も完了し、リストにプロスペクトを追加する準備が整った方は「ルールを実行」をクリックしてください。
プロスペクトが追加されてくると、下記のように各数値が反映されてきます。
※なお、リストへのプロスペクト反映には少し時間がかかります。
作成方法は以上です。 -
よくある質問
質問:見積もりページを過去30日以内に閲覧した顧客のリストを作成するにはどちらのリストで作成しますか?
ダイナミックリストを選びます。理由は「見積もりページを見た」というアクションだけでなく、「30日以内」という時間の条件が含まれているからです。ダイナミックリストなら、閲覧から31日経ったプロスペクトをシステムが自動でリストから削除してくれるため、常に「今、熱い人」だけに絞り込むことができます。
質問:特定のセミナーに申し込んだ人のリストを作成するにはどちらのリストで作成しますか?
スタティックリストを選択します。理由は「セミナーに申し込んだ」という事実は、その後にプロスペクトの属性が変わっても消えることがない「過去の履歴」だからです。フォームの完了アクションで一度リストに追加すれば、その後に状況が変化しても名簿から消えることはありません
質問:過去90日間サイト訪問がない「休眠客」のリストを作成するにはどちらのリストで作成しますか?
ダイナミックリストを選択した方が良いでしょう。常に「今、活動が止まっている人」を特定する必要があるからです。ダイナミックリストなら、メールなどをきっかけに再訪した人をシステムが自動でリストから削除してくれるため、常に最新のターゲットだけにアプローチできます。
質問:後から「スタティック ⇔ ダイナミック」の切り替えはできますか?
できません。間違えた場合や切り替える必要がある場合は、新しく作成する必要があります。
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まとめ
本記事ではリストの作成方法(スタティックリスト及びダイナミックリスト)を紹介しました。どちらもメール配信やオートメーションの設定に必要ですので、しっかり理解していきましょう。ターゲットをしっかり絞り込んだリストを作成することができれば、マーケティングの成果は拡大していくはずです。
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