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不動産システムとAccountEngagement(旧Pardot)API連携による自動追客活用術 2025年09月19日

不動産システムとAccountEngagement(旧Pardot)API連携による自動追客活用術

APIは、システム同士が相互にデータをやり取りすることを実現します。AccountEngagement(旧Pardot)を利用されている不動産業界の場合では、顧客や物件基幹システムとAPI連携することで、マーケティングや営業効率向上を実現することができます。
本記事では、不動産の基幹システムとAccountEngagement(旧Pardot)のAPI連携で実現できる自動追客活用術を紹介したいと思っています。

CONTENTS
  • 不動産業界の現場からよく出る要望

    我々は、AccountEngagementの導入や運用支援をする中で、以下のような要望を相談されます。

    • Webサイトからの資料請求や問い合わせ情報が基幹システムに入っているものの、他のシステムに登録する手間が発生している。
    • 見込み客の情報が複数のシステムに分散しており、顧客の最新情報が管理しづらい(管理できていない)。
    • 営業担当者の経験や勘に頼った追客が行われ、担当者によって対応にばらつきがある。

    これらは、複数のシステムが存在する場合に多く要望を貰うことが多いです。複数のシステム間の情報がバラバラになっている場合は、リアルタイムで同期することに問題や改善余地があります。こうした問題を解決するのがAPI連携です。

    例えば、不動産では顧客や物件の基幹システムを保有していることが多いと思います。システム間の情報をAccountEngagementと双方向に同期できれば、より多岐に渡る営業支援やマーケティングをすることができます。

    次はAccountEngagement(旧Pardot)のAPI連携でできることを確認してみましょう。

  • AccountEngagement(旧Pardot)のAPI連携でできること

    API連携による業務革新をイメージするためにAPI連携でできる例を確認していきましょう。不動産の基幹システムに限らず様々なAPI連携を知っていただくことで、業務の改善余地に気づきましょう。

    1. データ連携と活用

    まずはデータ連携です。不動産の基幹システムのデータとAccountEngagement(旧Pardot)のデータを同期することでできることを紹介します。

    Pardotデータの取得・更新

    プロスペクト(見込み客)、ビジター、メール、フォームなどのPardotのデータに外部からアクセスし、取得・更新ができます。これにより、他のシステム(例:BIツール、Web解析ツール、ECシステム)とPardotのデータを統合して分析することが可能になります。

    例えば、メール配信停止の情報を双方のシステムで持つことでオプトアウトした顧客のメール配信を防止します。

    希望物件の情報同期で高度なメール配信

    顧客の基幹システムで会員情報を管理していて、希望物件などの詳細情報を保持している場合、AccountEngagementに情報を同期することで希望条件に応じたパーソナライズドメールを配信することができます。

    2. 業務の自動化と効率化

    リアルタイム通知

    フォームを送信したら、SlackやLINEなど営業にリアルタイム通知を送ることができます。

    物件予約のタイミングやセミナー申込など、特定の行動をしたらリアルタイム通知で担当者に知らせることができます。

    顧客フォロー

    AccountEngagementのデータをトリガーにして、外部ツールと連携した顧客のフォローアップをカスタマイズすることができます。自動で顧客フォローを行うことができますので、追客漏れを防ぐことができます。

  • 不動産業界で使われる基幹システムとPardotのAPI連携活用事例

    具体的な不動産業界におけるAPI連携の要望や事例を紹介していきます。よく要望をいただくのが、顧客システムとAccountEngagement(旧pardot)の顧客データ連携です。会員登録した顧客データを顧客システムに取り込み、その顧客システムデータをAccountEngagement(旧Pardot)に同期することがAPI連携で可能です。顧客システムの会員情報に存在する物件希望条件(希望エリア、種別など)をAccountEngagement(旧Pardot)に持たせることで、細かいマーケティングや営業フォローができます。以下は連携イメージです。
    不動産業界の会員データベースAPI連携とAccountEngagement(旧pardot)の連携イメージ

    希望条件の情報が同期できていれば、営業の商談時に欲しい情報をシステム間で行き来することがなくなりますので、営業効率をあげることが可能です。さらに、希望エリアや種別といった希望条件をAccountEngagement(旧Pardot)にもたせることで、パーソナライズさらたメールを配信することができます。

    パーソナライズされたメールは、開封率が10%以上異なります。件名やメール本文の内容を顧客が求める内容にすることで、マーケティング効率や成果を向上させます。

    以下は顧客システムとデータ連携をした上で、AccountEngagement(旧Pardot)から顧客に配信するメールを希望条件に合致した上で配信したイメージ図です。

    API連携で顧客の希望不動産情報を同期した上で配信するパーソナライズメール各顧客の希望条件に合致したメールを配信することでエンゲージメントを高めることができます。顧客システムだけでなく、物件データを連携することでより細かなパーソナライズメールを配信することができます。特定物件を求めている顧客に対して自動で配信することができますので、営業のフォロー漏れを防ぐことができて売上に寄与することができます。

  • まとめ

    この記事では、不動産業界におけるAccount Engagement(旧Pardot)と基幹システムのAPI連携に焦点を当て、その具体的な活用術を紹介しました。現場でよくある「情報の一元管理が難しい」「追客のばらつき」といった課題は、API連携によって解決できます。API連携は、より高度で効率的なマーケティングと営業活動を実現することができますので、どんな活用方法があるか、実現方法は当社の「Account Engagement(Pardot)導入・活用支援」までご相談ください。

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